忘年会や新年会など飲み会シーズン真っ只中ですね。
会社の忘年会など大人数でお店でビールを飲むときはビンで頼んでみんなでつぎ合う何てこと多くありますよね。
そのときに、正しいつぎ方でつげていますか。
つぎ方によって美味しさが変わるのはもちろん、目上の人につぐときのビジネスマナーも存在します。
飲み会で恥をかかないために、そして美味しくビールを飲むために、正しいつぎ方をご紹介します。
まず瓶ビールをつぐ時ですが、何の銘柄のものを飲んでいるのか分かるように、ラベルが上にくるようにして瓶の下の方を持ちます。
たくさん中身が入っていて下の方を持つと安定が悪いというときは無理をせず、なるべくラベルを隠さないように持ちましょう。
また瓶を持っている手ではない方の手で、指を揃えて瓶の下側を支えると安定しますし、美しい所作でつぐことができます。
つぐ時は、最初は角度をつけ、ある程度の高さから勢いよくついで泡をたてます。
そして徐々に角度と高さを和らげゆっくりとつぎ足していきましょう。
最初に泡を作ってしまい、残りを徐々に足していくイメージでやりましょう。
ずっと勢いよくついでしまうと泡だらけで飲めなくなってしまいます。
泡の比率は全体の3割くらいがべストだといわれています。
なかなか最初はうまくいかないので自宅などで練習してみるといいかもしれません。
次に缶ビールをつぐ時のつぎ方を説明します。
仲の良い友達や会社の先輩と宅のみなんかをすることもあると思いますが、その時にさりげなくできるとかっこいいですよ。
持ち方は瓶のものをつぐ時と一緒でラベルを上に、そして隠さないように下の方を持ってつぎます。
ただ瓶の時とは違い、缶はそそぎ口がそそぎにくい構造になっていますので、ためらいなく勢いよくつぐようにしないとこぼれてしまいます。
また缶の時は三度つぎという有名なつぎ方をするとおいしく飲めます。
最初に高さと勢いをつけて泡を立て、グラスのふちまで泡でいっぱいにします。
その後泡が消えてグラス半分くらいまでになったところでゆるい角度でそそぎ液体と泡が半々くらいになるところまでつぎます。
最後に泡が少し消えてふちから1センチくらい下に下がったところで、また少し足してふちまでそそぐというやりかたです。
このやりかただと、ワインでいうデカンテーションのようにビールの香りが広がり風味豊かに楽しむことができます。
またビール特有の苦み・うまみは最初泡の部分に多く残ってしまいます。
しかし三度つぎで少し時間をかけてつぐことで、これが液体部分に移っていき最後まで味わい深く楽しむことができるといわれています。
また瓶にしろ缶にしろ、グラスは冷えていた方がおいしく楽しめます。
とはいえ、お店で見るような冷えすぎて霜がついていたり凍ってしまって白くなっているようなものはよくありません。
このような状態のグラスについでしまうと、霜や氷が解けて液体と混ざり味が薄まってしまうためです。